予防歯科専門と謳っている歯医者の見分け方

予防歯科専門歯科医院を探しておられる方は、歯を守りたいと真剣に考えておられるのだと思います。 
予防歯科を行っている歯科医院でPMTCを受ける場合、どこの歯科医院でもやっていることは同じようにも見えますが、実はかなりの差があります。
病気の治療と同じで、それぞれの方に合った予防の方法を選ぶことが重要で、そのための検査の有無や説明の仕方が医院によってかなり差があります。
また、歯の表面を回転する機械に付けたブラシに研磨剤を付けてクリーニングすることは同じでも、どこをどれくらいクリーニングするかで、その効果は全く異なってきます。
人それぞれ、歯の表面全体が虫歯寸前の人もいれば、歯と歯の間だけ歯ブラシがうまく届いていなくて、危険な状態の人、全体にかなりうまく汚れを日々取り除けている人もいます。
その方の状態の違いに応じてPMTCの行い方も異なってこなければいけません。
それでは、どのように効果が本当にある予防処置を受けられる歯科医院を見つければよいのでしょうか。
以下のような項目がホームページに掲載されていれば、安心です。全てが掲載されていなくても大丈夫です。ご自分に合った歯科医院を探してみてください。
1:複数のベテラン歯科衛生士がいること。
  予防歯科専門を謳う以上、一人の歯科衛生士だけでは、多くの患者様の予防処置の実践と、処置後のカルテの記入、院内の専門知識の必要な管理業務をこなすのは困難です。
2:予防処置に入る前に徹底的な検査を行っていること。
  予防歯科専門の歯科医院では、たいていの場合歯周病の状態を評価する歯周検査、唾液の量や酸性度、唾液中の細菌の量、歯の表面の汚れの状態の検査、位相差顕微鏡による細菌の検査などを行っています。また、虫歯を徹底的にチェックすることも重要で、医院によっては、出来る限り歯を削らずに済み、早期に虫歯を発見出来る、レーザー光線を用いた虫歯診断機を使用しているところもあります。
3:予防処置をお願いした場合、まず説明にしっかり時間を取っていること。
  いきなりPMTCを始めるのではなく、予防処置の必要性やその効果、その医院で行われる検査やその費用などの説明、検査の後に結果の説明、それぞれの方に必要な予防処置の選択と予防を行う間隔の説明、状態がどのように改善したら予防処置を行う間隔を延ばすことが可能なのかなど、患者様がしっかり理解できるように説明を行って、患者様ご自身がこれから行う予防に対して、歯科衛生士と協力して頑張って行こうと思えるようになれることが重要です。
4:クリーニングを行う際に、お口の中の細菌が多いと判断された場合、補助的に細菌を減らす除菌などの処置を行ってくれること。
  お口の中にはいろいろな種類の細菌がいます。人によってその量も全く異なります。除菌を行うことが有効と判断される場合は、積極的に除菌を行うことで予防効果を高めることが出来ます。(医院によって、抗生物質を使用したり、化学薬品を用いたりする方法や、出来るだけ天然成分で除菌を行う場合があります。これはそれぞれの患者様のお考え次第で選ばれると良いと思います。)
5:歯周病や虫歯、お口の中の汚れの状態などについて、きちんと書類などに毎回記録を取って、変化を評価すること。
  毎回同じことを行うのではなく、その方に起きている変化を継時的に評価して、変化の原因を常に考えながら対処しなければなりません。
6:かみ合わせの専門知識を持った歯科医師が歯にかかる力のバランスを検査して、力の面からも予防を行ってくれること。
虫歯、歯周病の原因は細菌だけではありません。歯と歯の接触によって歯にかかる力が部分的に大きすぎる場合に起きる虫歯、歯周病がかなりの割合であります。(まだ日本ではかみ合わせの専門的な知識を持った歯科医師は少ないため、この点はごく一部の歯科医院でしか行われていません。かみ合わせのコントロールを行ってもらえない歯科医院であっても、細菌を減らす処置だけでも予防効果は絶大ですので、まずは予防処置を受けることが重要です。)
6:その方に適した道具を選んで徹底的な歯ブラシ指導を行ってくれること。
予防歯科で毎日歯のクリーニングを受けることは不可能です。日々のご自身での歯ブラシの仕方次第で、予防の効果に大きな差が出ます。十分な時間を取って指導を行ってくれることが、とても重要です。
7:お口の中の状態によって、予防の間隔を調整してくれること。
生活環境や体調の変化、飲む薬の種類などにより、お口の中の状態は変化していきます。またご自身での日々のクリーニングの技術が向上すれば、状態は改善されて来ます。状態が悪い時は期間を縮めてよい状態を維持してくれる積極性も必要です。

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