歯科衛生士担当制の価値

予防処置は将来虫歯や歯周病にならないために行います。
長い期間良い状態を維持するためには、その方のお口の状態を把握して、その方に合った予防処置を行わなければなりませんし、変化があった場合にはその原因を見つけ出さなければなりません。
そのためには毎回同じ歯科衛生士が担当することが理想と言えます。
文書を使っての引き継ぎも可能ではありますが、やはり同じ衛生士さんに担当してもらうのが安心です。
予防に行くたびに違う歯科衛生士が担当する場合、その方のお口の中の状態を把握しておらず、変化を見落としてしまう可能性が高くなります。
単なるクリーニングを行うだけでは、効果的な予防は行うことはできません
実際に日々診療を行う中で、歯科衛生士から患者様のお口の中の変化について、私(歯科医師)に相談を持ちかけられることがよくあります。ちょっとした変化も見逃さず、私にチェックを依頼してきます。
歯科衛生士はお口のなかの衛生(きれいな状態を維持すること)のプロです。国家試験を受けて合格したプロフェッショナルです。自分の担当の歯科衛生士に定期的にお口の状態を見てもらうことは、将来のお口の健康のために非常に価値のあることです。

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