多くの人は、虫歯は痛くならないと歯医者に行きません。
特に金属の詰め物が入っている場合、
金属をはずしてみると接着剤が古くなって劣化し、
すき間ができてしまっていることがあります。
すき間から汚れが入り込み、
金属と歯の間で虫歯菌が増殖してしまい、
歯の中が黒くなっていたりします。
これは金属をはずさないと外から見ただけではなかなかわからないので、
痛みが出るまで発見できないことも少なくありません。
その状態のまま放置しておくと、虫歯が進んでしみてきたりします。
しみてきた時点で虫歯はかなり進んでしまっています。
しみるということは神経に近くまで虫歯が進んだということなのです。
歯の表面から神経まではたいていは5ミリから7ミリくらいはあります。
場合によっては神経まで2ミリくらいまで虫歯が近づかないと痛みを感じない事もあります。
そんなに深くまで歯を削ってしまうのは本当にもったいないです。
歯を削り始めると、
将来歯を抜くことになる確率がグッと高まります。
色々な方法を駆使すれば早めの発見が可能ですから、
歯医者をうまく利用して、
歯を失わないように大切な歯を守ってあげてください。
あなたが救ってあげなければ歯は自分では何もできません。
歯がかわいそうですよ。