予防歯科の費用・治療費はいくらが相場?

歯科医院で歯科衛生士が、歯の表面の汚れを専用の機械を使い、
クリーニングしてフッ素を塗る予防歯科処置の費用は、
健康保険が使えない自由診療となるため、
歯科医院によって自由に決める事ができます。

予防処置は健康な人に対して行う事で、
病気でない状態に対する処置は、健康保険は使えない訳です。

以前、テレビのカンブリア宮殿という番組で、
日本の予防歯科を築いて来た山形の歯科医師が、
予防歯科の費用は1時間で1万円から1万5千円程度と説明されていました。

地方と都市部での違いももちろんのこと、
その医院の持つ予防技術によっても予防費用には差があります。

費用をかけても価値がある予防処置とは、
まずは誰にでも同じような予防処置を行うのではなく、
唾液の性質や、お口の中の細菌の検査をしっかり行って、
その人の状態に合わせた予防処置であること。

また、経験の豊富なベテラン歯科衛生士が行う予防処置は、
本当に効果があって、将来虫歯や歯周病が防ぐ事が出来ます。
(歯科助手は法律でお口の中に触れることは出来ません。これは、別の記事をご参考ください。)

一般的には、ご自分の日頃の歯ブラシが良好に出来ている人の場合で、
年間4回程度予防処置を行う事が理想的と言われていますから、
年間にすれば4万円〜6万円かかることになります。
1本の歯を失ってしまい、手術でインプラントにすれば、40万円〜50万円はかかります。

また、歯を失って入れ歯を入れて、
噛みにくくなってしまえば、全身の健康にも大きな影響が出ます。
日本人の80歳までに失う歯の本数の平均は15本(健康なら28本)ですから、
歯が全てある時から本当に効果のある予防処置を受けて、歯を守ることが出来れば、
定期的に行く美容院と同じ程度の費用を支払っても、決して高いものではありません。

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